10月25日、カンボジアとアジア・アメリカ・ゲートウェイを接続する光海底ケーブルの建設を行っているカンボジアのEZECOM社は、プノンペンのカンボジアーナホテルで記者会見を行い、光海底ケーブルの敷設工事を間もなく開始し、2017年第1四半期の完成を目指すと発表しました。この事業は、3か国の通信事業者(カンボジア:EZECOM、タイ:シンフォニー・コミュニケーション、マレーシア:テレコム・マレーシア)が共同で3か国を結ぶ光海底ケーブルを敷設し、マレーシアで、光海底ケーブルの国際的幹線の一つであるアジア・アメリカ・ゲートウェイに接続するというものです。光海底ケーブルの総延長は1300キロメートル、総工費は7000万ドル(約73億5000万円)に及びます。カンボジアでは、シアヌークビルに陸揚局が既に完成しています。発表によれば、海底ケーブル敷設船の準備が整い、間もなく敷設作業を開始し、2017年第1四半期までに完成させたいとしています。この光海底ケーブルは、30兆バイト/秒(Tbps)の容量があり、カンボジアのインターネットの高速化、低料金化に貢献するものと期待されます。
なお、カンボジアではこの他、NTTコミュニケーションズ等によるアジア・サブマリンケーブル・エキスプレス (ASE)に接続するための光海底ケーブル、カンボジア光ケーブルネットワーク (CFOCN) によるアジア・アフリカ・ヨーロッパ-1(AAE-1) に接続する光海底ケーブルの計画が進められています。

EZECOMの新聞発表(英文です)
http://www.ezecom.com.kh/en/news-events/details/245-marine%20operations%20start%20for%20mct%20submarine%20fibre%20optic%20cable

博鈴木
hiroshisuzuki
コンサルタント/カンボジア総合研究所CEO兼チーフエコノミスト。東京大学経済学部卒。海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジア開発のWin-Win関係を目指し経済調査、情報提供。